田中優子さん (法政大学教授)

大変光栄です。この頃確かに、コンピュータに頼るようになってから、 万年筆を忘れかけていました。
筆は時々持つのですが、以前は、万年筆もよく使って手紙を書いていました。
その回数が減りました。手で書かないと、文字を忘れてしまいます。
それは大変なことです。私たちにとって、また日本文化にとって文字は大事なものです。私達が守っていかなければならないと思います。
この機会に自分の手で文字を産み出しながら、また“ことば”について考えてゆきたいと思います。
こういう機会を与えてくださってありがとうございました。